地面最高
コラボノハナ2023『一貫性ガン無視ガール』
おかげさまで無事に初日の幕が開けました。
ご来場いただきありがとうございました。
すごく当たり前のことなのですが、お客さんがいると、私たちの決まったセリフの間にお客さんの笑い声が入ったり、私たちの呼吸の間に、お客さんの呼吸が挟まって
それがあるのと、ないのとでは、全く心地が違うものだなと
本当、何回演劇やってるんですかってかんじなのですが、昨日もまたびっくりしました。
いつだってびっくりしてたいし、新鮮な空気を吹き込んでくれるお客さんの存在を、あらためて嬉しく思いました。
今回の企画は、
野花紅葉(モミジノハナ)
×ポーラは嘘をついた
×南京豆NAMENAME
×福永マリカ
三つのコラボ作品を連続上演する企画でして
三作、それぞれ本当に異なる作品が同じ時間に、空間に同居しています。
三作並べて稽古をする中で、私はこの三作がならんでいることが、一作ずつであることよりとても嬉しく思うようになりました。
どうしても、何かを語ると何かを語らないことになるとか
何かを肯定すると何かを否定することになるとか
そういうことに度々日常の中で悩まされるのですが
この三作が並んでいるのを見て、そういう悩みを越えられそうな気がしたんですね。
演劇の公演をやる時って、日常以上に、何かを語らないことになることに少し腹をくくらざるを得ないのですが
これなら、そこに腹をくくらなくていいかもというか
くくらないことでほぐれたままでいられるかもというか。
もちろん、全てを網羅することなんて不可能だけれど
いつもよりは広く、どうぞ〜と、こんな世界もこんな世界もこんな世界も別に普通に同時にあるよね〜と、
できる気がしました。
あるけど、あっても、別に侵すことも侵されることもないし、大丈夫だし、意外に思いもよらぬところで作用できる(しちゃう、しちゃってる)気もしました。
というよりあれですね。
侵そうとしなくても生きてるだけでどうしようもなく侵しあってしまうものだから、わざわざ侵されたと思わなくて大丈夫だし、侵しかえさなくて大丈夫というか。
多分今の私は、そういうおおらかさをとても求めていて
世の中にそういうおおらかさがあってくれたら助かるなあと思っていて
もしかしたら結構昔から思ってたけど、どこかあきらめてて
だから、今この作品を上演できていてとても嬉しいです。
そこにお客さんが立ち会ってくれて、見てくれることもとても嬉しいし
三作品とはまたちがった、来てくださる方それぞれの生活のようなものが、そこに同居してくれることがとても嬉しいです。
公演数が限られているのが寂しいですが、1公演ずつ、大事にしようと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。
ありがたいことにご予約をたくさんいただきまして
17日(月)13:00の回のみご予約いただけます。(7月16日9時現在)
キャンセルなどで少しずつ変動することもあると思うのですが、確実にご予約いただけるのはこの回のみですので、もし気になっている方はぜひ、ご予約くださいませ。
ご予約
https://www.quartet-online.net/ticket/collabo_nohana?m=0gfjhch
公演詳細https://momijinohana.jimdofree.com/next/
ご予約していただいて、日々の楽しみにしていただきたいなあなんて贅沢を思っていたのですが
これほど、当日「なんか見るものないかな〜」みたいな感じで、映画みたいに、雑多な感じで出会ってほしい公演もなく
席数が限られていてご予約いただかなきゃならないのがとても歯がゆいです。
はん!
出会えて嬉しい公演でありますように。
今日も真面目に頑張ります〜
暑いのでお気をつけてお越しくださいませ。
写真がなさすぎて、地面最高だなと思った数年前の写真を載せておきます。