二月は鬼ごっこ



逃げる2月に迫ってくるものたち

最後の冬野菜と、走りの春野菜

編みかけのマフラー

読みかけの本、またその中から無数に広がる読みたくなる本

解きかけの数独の懸賞

確定申告

まだやってない種類の鍋、牡蠣の土手鍋とか

あんまり着る機会を作れなかったコート

育苗

今年の100のやりたいことをまだ書き始めていないこと

などなど。



雪。

電車の中で本を読もうと思ったけど、座ってしまったら互いのありったけの防寒がぶつかり合って身動きが取れず本が出せなかった。

今日は雪を眺めたほうがいいもんな、と、諦めて手はリュックを抱え、窓の外の雪を見た。

迫るものはあれど、すき間をうめては仕方がないなぁと思い出す。




冬野菜と春野菜が拮抗して、ポトフが想像もしない甘さになった。

ひと鍋分チャンスがあったのに、全部食べるのに夢中で写真を撮りそびれた。

写真は、ローズマリーポテトのクリームチーズのせ。

友達がくれた、かわいいお皿。 

額縁みたいで、何気なく作ったものに、なんでもパーンパーカパーンパーンと表彰のメロディが流れそう。

周囲の人からプレゼントを受け取る時、いつも、相手のまなざしをとても尊敬してしまう。