歳末のいい風景



歳末のいい風景。 

リュックから蟹爪おじさんと、トートから大根おねえさん。

駅ホームと、電車にて。

こうして人が電車の中とかで、かばんから食材をはみ出させているのを見るのが好き。

古の時代を思い出すからかしら。

食材を採取して家で待つものたちに持って帰るその姿が浮かぶからかしら。

べつにひとりで、自分のためにだって最高だぜ。

輪郭がほくほくして見える。

意外と普段は見られない風景。 

みんなもっと普段から、かばんから食材はみ出させてくれてたらいいのに。

やっぱりはみ出すほどの立派な食材は、お正月に向けてしか買わないもんな。

わかります。





七草粥と、ぜんざい。

こんなに食べたものばかり載せて、私の胃袋は筒抜けだな。

かばんからはみ出してる食材よりずっと筒抜けだな。



追伸
ぜんざいに山椒をかけるとさわやか美味です。
鏡開きにぜひ。