邂逅
『桜文』大阪4公演、やってきました。
ご来場ありがとうございました。
旅のよさってもんがありますね。
あったかいお風呂に浸かった時みたいに、はじめは知らぬ水に浸かって違和感があるけれど
それが馴染んでくるとかえってほぐれてくるものがあったり、にゅーとらるを思い出したりもして、おもしろいものです。
わたしの心身もそうだったけど、もしかすると公演もそんな土壌を含んで吹き返した変化があったかもしれません。
ゆるやかに帰京しようと、一夜眠ってから、京都へすこしだけ寄り道。
京都へ行くというと、いつもどうにも、
三条へ行かなくちゃ〜三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へねっと歌い出して仕方ないので
三条店のほうは休業中だけど、本店のイノダコーヒへ。
アイスコーヒーを飲んでいたら、
隣の席の老夫婦が、
ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます、とゆびきりを交わしている
まさにその時に立ち会ってしまい、
どうもしてくれるなってはなしだけれど、どうしたらいいかわからなくなってしまって、
どうもしてくれるなってはなしだけれど、どうしたらいいかわからなくなってしまって、
だってあまりにもみずみずしい瞬間だったから、
息を止めて、ただ居合わせているその時の流れるのを待った。
息を止めて、ただ居合わせているその時の流れるのを待った。
「はりなんまんぼんのませたかな」とおばあさんは言い、
2人はにこにこ立ち去って行った。
2人はにこにこ立ち去って行った。
そうか、はりをなんまんぼんのませても、のんでも、ともに生きていけるのか。
そういうことを選べるのか、とおもった。
というか、ともに生きてくって、そういうことか。
さーて、つぎは5日に、愛知県は稲沢市にて上演。
今度はどんなかな。
お近くの方がいらっしゃいましたら、ぜひ。
中京郵便局で売っていて買ってしまった、竹久夢二の「mai」のはがき。
自分が演じてる京子さんに見えてきておもわず。
耳隠し、気に入ってます。