きつねにつままれる


五日目の紅白なますを食べていたら
土佐酢の香りがなぜかよくするようになってとても美味しくて

これは、混ぜごはんにしたら美味しいのでは?と思いたち
ゆずも一緒に刻んでご飯とまぜて
年越しそばに使ったきつねにいれて、いなり寿司にした。

正解。

とってもおいしいじゃないの。

椀は、風呂吹き大根のお風呂の部分を使って、お味噌汁を。

これまたいつものお味噌汁よりとろっとしてておいしい。

お煮しめは、一つ一つ丁寧に煮たことが勿体無くて
何かと混ぜたり形を変える勇気がわかずにいる。

なるほど、だけど、こんなにも成熟したものをご飯に混ぜていなり寿司にできる贅沢もあるわけですね。



明日は七草粥でしょうか。

ほんのり焦がしたお餅を入れるのが好きです。


そんな感じで、とかくなにより健康を自分の身体に祈りながら、稽古に励んでいます。

近所のお餅つき大会みたいな、銭湯みたいな、そんな作品かもしれません。

人が集まる、というか、集まってはとおりすぎて行くことのできる場所って、いいですよね。

友人が何人も、みにいきたいと連絡をくれて、すごく嬉しかったです。

みてほしいなあ、と思っています。


『中島鉄砲火薬店』
脚本・演出 伊藤栄之進
2022年1月20日(木)〜27日(木)
新国立劇場小劇場