冷や汁。

みょうがも大葉もなかったけど
しょうがとバジルでやり過ごす。

今年立てた100の目標(まだ100も思いついてないからじりじり増やしている)の中に
いい食器を買う、というのがある。

ひとつ、いいのを引っ越しと共に買ったので叶った。

ほかにも、いただいたり譲り受けたりして、いいものが並んでて惚れ惚れする。

間に合わせで買って、なんとなく間に合っているくらいで暮らしちゃう癖があるのを知ってるから
気に入らないものは買わないで、間に合わないなら間に合わないで、
そのまんま暮らしている。

なんとなく間に合ってると、本当にいいなと思うものがずっとそばにないんだよな。

そうしたらサバイバルみたいに、代用できる力がちょっと付いてきて
すり鉢があるのにすりこぎがないけど、別の棒でゴマをすれるようになったりもしている。

ほんとは合羽橋で買いたい。すりこぎ。

そういえば、せっかくいいおちょこをいくつか買ったんだから
誰かと酌み交わしたい気持ちはやまやま。

それも、100の目標のうちの一つ。

このままだと、酢の物入れになっちゃって申し訳ない。


今朝は、ヤモリの死んじゃったのが落ちてきて
わ!!びっくりした!!って思わず一人で声に出した。

家の中で虫を見かけた時、自分以外の生きているものがいることに喜ばしくなるようになった。

こんな日々で、人と会わないからというのもあるけれど
自分以外の、人間以外の、生きているもの存在を
自分の中に膨らませていくこととか、それで自分をもっと小さくすることで
なんだかバランスが取れるこの頃なんだと思う。

そもそもそういう世界だったんだと、ちゃんと肌身で理解したいと思っているのかもしれない。

しばらくながめて、ヤモリの亡骸をキッチンペーパーで持ち上げた。

触ってみたいなあと思っていたヤモリの触感を、状況に迫られて知った。

想像よりずっとやわらかくて、わ!びっくりした!!って声に出した時よりもう一段階
腰がへなっとなった。

どうしようかとおもって、残酷だけど、階下の土に放った。

残酷な人。

家の中で、死んでしまったヤモリを見た。

生きるとか死ぬとか、そういうことが、対等にこんな小さな部屋の中にもあるって
もっとちゃんとわかっておきたいなと思った。

死も生も同じように感触や、生活のにおいのあるものだと、できるだけはやくわかるようになりたいというか。

まだ上手く言えない。

そういう意味では、間に合いたいと思ってるのかもしれない。


昨日、鵺的『夜会行』の配信販売が終わりました。

ご購入くださったり、広めてくださって、ありがとうございます。

ご感想、拝読しています。

3週間はご視聴いただけるので、ゆっくり、お気の向くときにご覧ください。



おまけ
昨日の夕方歌ったやつ


文章も文体もばらばらだったり、同じこと言ってたりするけど
それでいいって、私の好きな作家や人はだいたいみんな言ってるから、いいことにする。