すいか

土井善晴さんが、すいか一日二回食べていいって言うから

また、こだますいかを買った。

一人暮らしには、こだますいか。

前回のは、大木さんが作ってくれて
今回のは、白田さんが作ってくれた。

すいかを売ってくれたおじさんが、私が用事の途中なの知ってか

「大丈夫?ちょっとの間冷やしとこっか?」って聞いてくれた。

うごうごする、人とのやりとりに、わたしもうごうごと生かされている。

こういうやりとりが連なれば、
どうにもならないようなことも、どうにかならないのかなっていつも思っちゃうんだけど

多分そう言うことでも、ないんだよな。

自分の経験したことや、見たもののことしかわからない。

だから、つい自分の経験から考えてしまうけど
それだってわかった気になってるだけで、矮小化しているんだと思う。 

自分のずっと遠くにあるもの、見えないもののことをよくよく考えておかないと、きっと自分のそばのことだって良くならない。

だけど、すいかのおじさんとのことが、
毎日の一歩のはじまりであったっていいとは思ってる。

帰れる場所だって、そら欲しい。

きっと人間の(自分自身の)複雑さに参って
とても単純な、人と人との関わりがありがたくて仕方ないんだと思う。