ずっとまえから

きのうから、うずうずして見えてはいたけど
今朝、きゅうりの花が咲いていた。

それも、みんな揃って、ぱ!という感じに。

あまりにも、ぱ!と咲いていて
顔がこっちを向いているようでうれしくなってしまった。

でも、咲く前だって生きてたのも見てたし
花ばっかり見てるわけじゃないからね。

いつもどんな時も見たり見なかったりしてるから
安心してのびのびやってください。


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下高井戸シネマで『ザ・プロム』を観た。

プロムに行くことを阻まれた、レズビアンの高校生が主人公の物語。

彼女を中心に話が動くのだけど
出てくるいろんな人たちが、互いに勇気づけあったり、影響しあって、向き合ったり変わっていくのが映ってた。

何から、どう知っていけばいいのか
今までの考えや時間をどうときほぐせばいいのか 

多様な角度から描かれていた。

長らく思っていたことなのだけど
できれば誰も傷つけずに生きていきたいと思っていて

だけど、そんなことは無理だということも知っていた。

でも、『ザ・プロム』を観て
「誰かを傷つけてしまう可能性がある」と知りながら
「誰も傷つけたくない」と願い、傷つけまいふんばりながら
人に何かを伝えることはできるんだよなと思えた。

とても大きなことだったような気がする。

他者の生きている存在を知ることは、自分が生きていることを許すこと(本当は許すとかではないのだけど)に、そのまんま繋がるなと思う。 

無自覚に許せていない自分が、人を傷つけようとするのだろうとも感じる。

Netflixでもやっているけど、映画館で観られてよかったな。

家で観たら、踊りながら観られるのはいいな。