ざらざら

古道具屋さんから、ベンチを連れて帰ってきた。

どうやら、一本電話を入れておいたことでなんとか我が家に来ることができたようだ。

縁があってよかった。

無理がなく、縁があるというのが一番よい。

長く付き合うものだからな。


そんなつもりはなかったけど、髪を切って、久しぶりに染めたりなんかもした。

福永さんは内面がとがってるから、見た目もとがってたほうがいいですよ〜

とは美容師さんの助言。

いつも「あ、なんか似合う良いと思う感じにしてください」と頼むわたしを、内面がとがってると言われるとは思いもよらないことであった。

たしかに切ったら、ああ、そうそうここでした、というフィット感があり

少々柔らかく見せようとしていたんだなと気がつく。

あ、そうそう
去年はいくらか美容室と美容師さんをいろんな方にお願いしたけど

結局帰ってきたのでした。

自分の知らない良い面を見せてくれる人がいるのは、ありがたい。

家具や食器は、これがいいってはっきりわかるのに
自分の髪型やメイクのこととなるとさっぱりわからない。

切り離して見られないからだろうなあ。

人に頼るのも、悪くないか。