自然


人間や、人間の為すことについていう
「本物」と言う言葉が好きじゃない。

その瞬間、偽物っぽくなるから好きじゃない。



好き、か、好きじゃないか、

ということや

自分が選択したことである

ということをはっきりさせないために

「本物」かどうかという
神の視点を待つような判断を置きたくない。



好きか、好きじゃないか、

で選ぶことのできないような

それ以外どうしようもない、ということでさえ。

それ以外どうしようもない、という自分の性質に所以がある。



何かのせいでもない。
自分のせいでもない。


ただ、今、
自分が生きることを選んでいるというだけなのだと思う。

自分が生きることを選ぶために、

何かを選んでいるというだけなのだと思う。