分析

やっぱり、悪夢をよく見る。

季節の変わり目は決まってこうなので

なんだろなあ、と考えてたら、おもいついた。

多分きっと、心とからだがばらばらになったときに、悪夢をみるんだとおもう。

季節の変わり目ってそうだから。

前の季節に置き去りなのは心なのかからだなのかわからないけど

とにかくどちらかが先に着いて

それが出会うまでの時間、こうやって悪い夢を見るのかもしれない。

こういうときは、やさしいものがとてつもなくやさしくかんじるし、痛いことがとてつもなく痛くかんじる。

でもそれは、しんどそうでいて最近は面白くて、何を感じているのかわかる時間でもある。

二つが合致するとスムースに進むけど

二つがばらばらだから見つけられることもあるから。

いまだけの感覚。

金木犀の香りが立って、しずまったら、きっとおわり。



11月、リーディング公演をやることになりました。

友人で、同い年の脚本家である、内田裕基さんと初めてのタッグです。

朗読書店『オンリー・ブック・リーディング』という企画で、『分岐美少年』という書き下ろしの小説を朗読します。

この企画では、チケット代わりに、小説そのものをお渡しします。

ですから、小説を手にしながら、朗読を聴いていただける。そしてそのまま、かたちとして持って帰っていただけます。

なんだか贈り物みたいで、とてもうれしいです。

小さな1日かぎりの贈り物、どうぞ受け取ってくださいね。


朗読書店:
オンリー・ブック・リーディング
11月20日(日) 江古田 兎亭にて
◆販売小説『分岐美少年』
◇執筆:内田裕基
◆朗読:冷水優果(17時〜)
福永マリカ(19時〜)
◇値段:千円(10月予約開始)
u2d.from.tv/book/