なみなみのこころ

夜中だけれどことばを書きます。

今日はどうやら眠れない夜だから、ことばを書きます。

うまれた1月4日があって

どうやらその日からうまれたものがあるみたい。

うみ。

うみみたいに

波が寄せては返していて

こちらへくるものもあれば

あったものがつれさられたりもする

ざぶん、ざぶん、という音をきく

やさしくて、さみしくて、はげしくて、おだやかで

ざぶん、ざぶん

だけどそれは自然の声。

なんの涙かわからない涙をながしながら

わたしはそれをきく。

ありがとう、ということばが、漏れ出る。

ありがとう。

ありがとう。

寄せる波へ

返す波へ

ありがとう、が、漏れ出る。

ざぶん、ざぶん、

あらゆることばをかき消して

ただ波の音を聞くしかない。

理由や意味や正しさを問うてはならない。

ざぶん、ざぶん、

耳をすませて時をかぐだけ。