初日の出

朝劇下北沢『朝が起きたら』
2016年の幕があけました。

脚本を書いた作品。

すきとすきとすきをあつめた作品。

わたしをトンとまた一歩進めてくれた作品。

だからこいつが出会ったり、はじまったり、育ったり、苦しんだり、大切にしてもらったり、すきになってもらったり

そういうのが全部分身みたいに、わたしに伝わってくる。

じわりじわり。

きょうはまた、ことしをはじめて

たくさんの人と新年のあいさつをかわして

これからもゆこうね、ってたしかめて

とてもとてもうれしかった。

たいせつにおもうこころが、ころころころがっていて

わたしはほんとうにしあわせにおもう。

目をつむるのが怖かった日々がたくさんあったけど

いまは目をつむって酔いどれたいと思う。

ありがとう。

ありがとう。

ゲストは金子しんぺいさん。

普段はパントマイミストの金子さん、外で合図だしをしていて見られなかったけど
外まで伝わってくる声の音が、書いた私の知らない音でドキドキしてた。

アフタージョイはハヤシタカユキさん。

あふれるような歌とパフォーマンス、
わたしは魂が突き動かされるみたいに、体の中でも外でも踊ってた。

初めての感覚だった。

今やっとほぐれた身体や心や頭がひとつになって、宙でぐらぐら踊ってた。

生きるってこういうことか、っておもった。

身体がしることが、感覚がしることが、このごろやまほどある。

頭はしらないから、わたしはいまとても自由で

やさしくやさしくやさしくいたい。