ここここち
日曜日は、朝劇下北沢。

お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。
緊張がとけて、朝劇後ずっと自宅でねむりこけ、気づけば深夜でございました。
見事な10時間睡眠。
何日たったかと思った…。
ふとめざめた夜中はすこしさみしくて、朝のひとときのやさしさを思い返します。
1日のはじまりを共有することは、おおげさかもしれないけど、生きていくことを共有することにすこし似ていて
どうしてか心ひらけるこの時間を朝劇の空間で過ごすと、生きていくことが好きになります。
去年のわたしをたすけてくれたのは、朝劇下北沢でした。
話すと長くなるので、それはまた今度、。
そんな、時間で、場所だから、わたしにとってはとんでもなく尊くて、
ここにくるたび、破裂しそうなくらい胸がいっぱいになります。
ゲスト出演二回目の今回は、破裂しそうにならぬよう、何度も深呼吸しながらのぞんでみました。
ひとつひとつのことばや、できごと、瞬間を手に取るようにして
ひとつひとつ、終えていって、はじまっていって。
そんなふうにしてすごした今回の朝劇は、なんだかすごく、たしかにやさしくて。
お腹いっぱいになるとよくわからないことがあるけれど
八分目にすいこんだから、本当の味がよくわかりました。
やっぱりここがすきだと、あらためて、わかりました。
日々の中で、消えてしまいそうなうれしいことに出会う瞬間や
大切すぎてめまいがするものごとがあります。
そういうときわたしは、今を見ることができなくなります。
だけど今日はすこしだけ、うれしさのなかで今が見られた気がしました。
かけがえのない、もう二度と来ない今が、すこし。
有り難すぎることを、有り得ると、
素直に信じられるようになっていくにはまだまだ時間がかかるかもしれないけど
すこしずつ、すこしずつ、手に取って、吸いこんで、吸い込みすぎたら一息ついて
すこしずつ、ゆこう。
お越しいただいたみなさま、たくさんたくさんありがとうございました。
月曜日も、すてきな1日を。
また一週間、たのしくゆきましょうね。