白い朝

ホテルのテレビでyoutubeをかけながら眠っていた。

エレファントカシマシ。

目覚めたら北海道はまだそこにいた。

うれしい。

さあ今日は何をしようかと考えながら、
洋服を着てお化粧をする。

インナーに、シャツ、セーター、ダウン
タイツにスキニー、あったか靴下で、長靴。

意外と軽装だけど
そこまで寒くなかった。

北海道の寒さは、すきみたい。

ホテルの朝食のパンの香りを横鼻にしながら
街へ出た。




外に出た瞬間、景色が真っ白でまぶしくて
ちゃんとびっくりした。

やっぱりこんなに白い世界
みたことないから。

これが日常なんだって思ったら
またびっくりした。

視界が毎日白いってだけで
感じてること
毎日違うだろうなと思った。



毎日過ごしてるだけあって
雪に対して傘をさす人はとてもわずかだし
足首の出た服を着ている人も少なくなかった。

地下鉄の駅に
良い喫茶を見つける。



ロマンティックなあかりだなあ。

モーニングはトーストセットから
豚汁セットまで幅広く、安い。

わたしは、650円のホットケーキスペシャルにした。

コーシー付き。




夫婦がやっているその店には
はじめておとずれたわたしにも
いつもの朝が漂っている。

とってもおいしくて
セピア色の窓の外を行く人たちを見るのも
とてもよかった。